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短時間で癒やされる走水沖の納涼夜メバル

隔週刊つり情報編集部

暑い日中を避けて、涼しい時間に釣りをするなら夜釣りがピッタリ。

三浦半島走水港の関義丸では毎週土曜日に夜メバル船で出船。

6月下旬の取材日は走水沖の水深10~25m前後を狙い17~27cmのメバルがトップ23尾とまずまず。

明るいうちは水深のある場所でカサゴがよく釣れるが、日が暮れると浅場でメバルが増えてくる。

「ジッとしててもメバルは食わないよ。竿を1mくらい上げて動かしながら誘って」と船長がアドバイスするとおり、ゆっくり仕掛けを上下させるのが誘いのコツだ。

これから夏本番。

暑さを避けて、夜の涼しさを感じながらメバル釣りを楽しんでみてはどうだろう。

釣行の写真

▲メバルは明るいうちも釣れる

ライター粕川の猛暑対策(夜釣り編)

夏の釣りではブヨや蚊などの虫対策にも気を配りたい。

さすがに炎天下日中の船の上では必要ないが、朝晩の港ではけっこう刺される。

走水港の駐車場は全面舗装であまり心配ないが、中には草むらや竹やぶの横なんてところもありますからね。

ということで私は車に殺虫剤と虫よけスプレーを常備している。

車から降りたらまず殺虫剤をプシュー。

着替えたら手足、首など肌を露出している部分にシュッシュッと虫よけスプレーをしてから船に乗り込むようにしています。

虫除け

▲虫除けなども夏の釣りには欠かせない

走水沖の夜メバル

今年も6月に入り夜メバル船を出船させた三浦半島走水港の関義丸。

土曜日の夜限定で8月一杯の予定だ。

関義丸といえばアジとタチウオで人気の船宿だが、以前はカサゴやメバルの根魚船を出していたこともあり、この手の釣りもお手の物。

走水周辺は根も多く、ポイントにも困らない。

港を出てすぐの至近距離で釣りができるのもウリの一つだ。

釣り場は走水沖一帯で、港の目の前から遠くても航程10分くらいの近場だ。

水深は10~20m前後。

明るいうちはやや深場の20m前後を狙うが、暗くなるにつれ10mを切るような浅場になり、「5mくらいの場所も狙うよ」と関口道義船長。

根周りの釣りではあるがそれほどきつい根ではなく、根掛かりもそれほど多くはないのでビギナーや子供でも安心して釣りができる。

アタリが明確なのも楽しいところ。

仕掛けを上げたら釣れていた、なんてことはまずなく、派手な引き込みと併せてビギナーや子供でも釣った感を十分に味わえるはずだ。

釣果のほうは、取材に訪れた6月下旬は中型主体に良型交じりで、トップはメバルだけで20尾を超えた。

「先週は数が出なかったけど、釣れたのは尺近い大型メバルがほとんどだった」と日によって色いろのようだ。

いずれにせよ定番ゲストのカサゴやアジも上がり、お土産に困るということはまずないだろう。

釣行の写真

▲女性ファンも多い

軟調長竿のメバル竿に胴つき3本バリ仕掛け

使用オモリは20号なので、竿は船用小物竿ならとりあえず釣りにはなる。

この場合、胴調子気味の竿を選ぶとよく、キス竿など先調子の竿は食い込みが浅くあまり適さない。

ライトゲームロッドは食い込みもよく調子としてはベストマッチに近いが、メバル仕掛けは長いからショートロッドでは取り込みで仕掛けをたぐらないとならない。

その点2.4m前後のメバル専用竿なら仕掛け全長分をカバーしているから、竿を立てるだけで取り込める。

軟調長竿が大きくしなる釣趣面も含め、やはり専用竿に一日の長があるといえそうだ。

リールは小型両軸で道糸はPE1.5~2号。

「あまり細い糸だと根掛かりしたときに切れちゃうから2号がベストかな」と船長。

もし1.5号以下の細糸を使う場合は、フロロカーボンの4号程度を竿の長さ分リーダー(先糸)として結ぶ。

これはこの釣りだけでなくライトタックルゲームのお約束だ。

仕掛けは幹糸2号、ハリス1.5号の胴つき3本バリ。

目がいいとされるメバル相手には、たとえ尺クラスが狙えるとしても日中の釣りではハリスはせいぜい1号、通常は0.8号あたりの細ハリスを使うが、夜釣りゆえ1.5号でも問題はない。

ハリスの長さはメバル狙いのため30cmほどとほかの根魚釣りに比べやや長めだ。

また幹糸との接続も親子サルカンはもちろん、回転ビーズなどの接続パーツは使わず直結する。

繊細なメバルはハリスの太さ同様、金属類や光り物を嫌うとされている(そのためメバル用として黒塗りオモリがあるくらい)からで、回転ビーズもないほうが食いはいいように思う。

ハリはカサゴなどにはムツや丸セイゴなど比較的太軸の丈夫なハリを用いるが、メバル用には細軸のメバルバリ(以前は渓流用のヤマメバリを用いた)がいい。

エサを吸い込むように捕食するメバルには、軽いハリのほうが食い込みはいいからだ。

なお、関義丸には実績十分の専用仕掛けが用意されているので、迷いが生じるようならこれを使うことをおすすめする。

ほかにあると便利な小物類として、口が硬いメバルやカサゴからハリを外すペンチ、移動時やエサ付け時に竿を置く竿休め、エサのアオイソメ用の滑り止め(石粉、ホタテ粉など)などがあると重宝する。

●私の猛暑対策 猛暑のアルコールは注意!

船上でビールを飲む姿を見て「うまそうだな」と思うことはあるが、この猛暑の中での飲酒は熱中症の危険が高まるばかりか、血中アルコール濃度が高まって身体にいいことなし。

とくにビールは利尿作用があり体から水分を失うし、アルコールを分解するのにはそれ相応の水分が必要になるが、アルコールで麻痺して水分摂取を怠りがち。

マジで命懸けの行為ですから帰宅してから楽しみましょう!

着底したら底を切ってゆっくり誘いを入れる

メバルもカサゴ同様根魚釣りではあるが、遊泳層は意外と高いこともある。

したがって底中心に狙っていては、カサゴばかりでメバルの数がのびない、なんてことになりかねない。

「メバルは仕掛けをジッとしたままでは食わないよ。ゆっくり竿を上げ下げして1mくらい上まで誘ってよ」とは船長のアドバイスだ。

その前にまずはエサ付けから順に説明しよう。

エサはアオイソメで1匹掛け。

頭の硬い部分にチョン掛けでOKだ。

3本のハリにエサを付けたら仕掛けを投入する。

仕掛けが絡んでいないことを確認して、オモリを海面に落としてやればいい。

仕掛けの落とし込みはリールをサミングしてスピードを押さえゆっくりと落下させる。

ハリスが長い直結び仕掛けのため、速く落とすとハリスが幹糸に絡む可能性があるからだ。

これは移動時「上げて」の合図での空巻きでも同様で、ある程度速度を落として巻き上げるようにしたい。

オモリが着底したら根掛かりを避けるために、すぐに20~30cm巻いてオモリを底から切る。

その位置でゆっくりと竿を持ち上げて止め、アタリを聞き、今度はゆっくりと竿を下げてまたアタリを聞く。

アタリがなければ50cmほど巻いて同様に竿を上下させて誘い、アタリがなければもう50cm巻いて竿を上下。

これでもアタらなければ再度オモリを着底させての繰り返しだ。

コツとしては竿の上下の誘いはごくゆっくり、ジワ〜ッと持ち上げジワ~ッとゆっくり下げること。

誘いの途中でコツンとかクッと重みが加わったら止めて食い込みをうながす。

合わせは必要なく、ゴンゴンゴンと連続したアタリが出たらスーッと竿を持ち上げる聞き合わせ。

ここでもゴンゴンとアタリが続くようならリールを巻いて取り込もう。

取り込みは長さのあるメバル竿なら、竿先一杯まで仕掛けを巻き取り、竿を持ち上げて抜き上げも可能。

ただし海面で魚がバレるとオモリが反動で飛んでくるから要注意。

メバル竿以外の短い竿の場合は、幹糸をたぐって取り込むこと。

土曜の夜は涼を求めて走水へ。安近短で型メバルを満喫!

うだるような日中の暑さも、夕方5時を過ぎると大分過ごしやすくなる。

涼しく快適な釣りを求めてか、関義丸には16人もの釣り人が集まり、定刻の18時ちょうどに港を出た。

船が走ると風を受け涼しさが増すが、ほんの数分爽快感を味わっただけで、「いいよ。準備ができたらやってみて」と早々に釣り開始のアナウンスが出た。

まだ明るいうちはカサゴがメインのようで、水深も22mとやや深い。

1投目からアタリが出て、やはりカサゴ。

小型も多いが20cm級がレギュラーサイズだ。

船宿支給はアオイソメだが、明るいうちのカサゴ狙い用にサバ皮と豆アジを持ち込むベテランさんもいて「豆アジにきたよ」と狙いどおり、いやもっとうれしいゲストのキジハタを釣り上げていた。

最近は東京湾内にもキジハタやアカハタが増えているようで、少し前には関義丸でも2kg近い超特大のアカハタが上がったと聞く。

一方ミヨシの常連さんは「上バリはアジが食ってくるので」と一番上のハリにはエサを付けていない。

確かに周りでは結構な確率でアジが釣れている。

ただこれぞ正真正銘の走水のアジなのでウェルカムかと思うのだが、日中のショート船でアジは十分に確保しているようで、あくまでもメバル狙いといったところのようだ。

しかしこんな港前でアジが釣れるのなら日中の専門船でも狙えば?と思うのだが、「日中はここでは食わないんですよ。夕マヅメに浅場に移動してきて食うようになるんです」と若船長の話に納得。

19時を過ぎて辺りが薄暗くなってからはメバルの交じりが多くなる。

それに合わせてか船長も徐々に浅場へと船を動かしていく。

19時半を過ぎて完全に暗闇に包まれるとが然メバルの食いが上向く。

水深は12mほどだから手返しもいい。

釣れるのは20cm少々の中型主体だが、時折一荷もある釣れ具合だ。

先週に続き連チャンで乗船の方は、「先週は尺近い大型も釣れたんだ。今日は中型だけど食いがいいねー」と満足そうだ。

ただし底中心で釣っている方は食いが悪い。

たまに釣れても小さなカサゴだ。

船長から「底ばっかりでじっとやってても釣れないよ。派手に動かしちゃあダメだけど、誘いを入れないとメバルは食わない。ゆっくり竿を上げたり下げたりしながら1mくらい上まで誘ってみて」と檄が飛ぶ。

また慣れないと最初のアタリで合わせてしまい、ハリ掛かりしないことも多いように見受けられた。

エサのアオイソメの端をくわえている状態で、竿を動かすとエサを放してしまうのだ。

このあたりは経験が物をいう部分だが、グッと我慢でメバルの食い込みを待ちたい。

ここはまた竿の穂先から穂持の柔軟さで差が出るところで、専用竿の優位性が発揮される部分だ。

この後も順調に釣れ続き、まだ食いが立っているさなかの21時過ぎに、後ろ髪を引かれつつの沖揚がりとなった。

釣果は17~27cmのメバルが5~23尾で、仲乗りを務めながら竿を出していた若船長は27尾を釣っていた。

ゲストはカサゴ、キジハタ、アジ、サバ、イシダイといったところ。

毎年梅雨明けし、夏本番になるに従い調子が上がる走水の夜メバル釣り。

そろそろ本格化の兆しで、今年も納涼気分満点の夏の釣りが楽しめそうだ。

23尾で、仲乗りを務めながら竿を出していた若船長は27尾を釣っていた。

ゲストはカサゴ、キジハタ、アジ、サバ、イシダイといったところ。

毎年梅雨明けし、夏本番になるに従い調子が上がる走水の夜メバル釣り。

そろそろ本格化の兆しで、今年も納涼気分満点の夏の釣りが楽しめそうだ。

釣行の写真

▲20cm前後が主体

船宿INFORMATION

三浦半島走水港

関義丸

046・841・7154

備考=土曜のみ18時出船。

日中はタチウオ、アジへ出船

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隔週刊つり情報(2025年8月1号)※無断複製・転載禁止

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