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旬のボディ! 強烈な引き!東京湾のシロギス

隔週刊つり情報編集部

丸まる太った魚体。

シャープで強烈な引き。

いよいよ東京湾のシロギスが最盛期を迎えた。

羽田大師橋際・かめだやを訪れたのは5月末。

釣り場は中ノ瀬の水深15〜20m。

鈴木祥太船長いわく、「ほかでも釣れるけど小型が多いから、良型がそろう中ノ瀬でやってます」

なるほど一目瞭然、納得のサイズが海面を割って跳ね込まれる。

食いも良好で大中小交じりでトップ61尾、2番手で58尾。

ベテランから初心者まで満足できる一日だったが、唯一の厄介モノがこの時期頻繁に仕掛けに絡むアカクラゲ……。

こればかりは辛抱強く取り除くほかない。

仕掛けは胴つき仕掛けとテンビン仕掛けの2通りあり、今ならどちらでもよく釣れる。

ビギナーには胴つき仕掛けのほうが手前マツリが少なく釣りやすいだろう。

釣行の写真

気楽に遊べる小物釣りの代表

好調な東京湾のシロギスを求めて、羽田のかめだやさんへ釣行した。

一年を通して狙えるシロギスだが、個人的には初夏〜夏のシロギス釣りが好きだ。

活発にエサを追うようになり、ビギナーも十分楽しめる好期である。

釣行日も貸し竿グループが楽しげに乗船し、12人の釣り人を乗せて出船。

多摩川を下り羽田空港の離発着を眺めながら東京湾へと出ると、エンジンの回転数を上げて釣り場へ走る。

釣行の写真

仲間とワイワイ釣るもよし

群れ濃くアタリ活発

北寄りの風を追い風に快適に航行し、40分ほどで到着したのは中ノ瀬。

「ほかでも食うけど小型が多い。ここは比較的型がいいから」という選択のようだ。

シロギスは1投目から順調に食ってきた。

小型も多いがいわゆるピンギスは少なく、なかなかの好スタート……なのだが邪魔なのがアカクラゲ。

今年はとくに多いようで、1投ごとに仕掛けの清掃をさせられる始末だ。

アカクラゲに閉口しつつもシロギスの食いは順調で、入れ食いとまではいかないが安定した食い。

なかでも好調なのが右舷ミヨシの遠藤さん、当日紅一点の女性アングラーだ。

北風下げ潮のトモ流し、いわゆる潮っけつながら仕掛けをキャストして安定したペースで釣り続けている。

左舷に並んだグループ釣行のビギナー氏数人は、まだ顔を見ていない様子。

やや風があるので糸フケを出すと底ダチが取りづらく、アタリも出づらくなって苦戦している。

それでも仲間からアドバイスされているうちに道具の扱いにも慣れてきて、まずまずの良型を釣り上げた。

しばらくして私も参戦。

早々に1尾目、間を置かず2尾目と釣るが、仕掛けを上げるたびにアカクラゲがまとわりついてくるのですこぶる手返しが悪い。

船長もこまめに場所移動して流す筋を変えてくれて、そのおかげか10時ごろから被害が少なくなった。

シロギスからのアタリもやや遠くなったが、釣りやすいぶんマシだ。

アンダーハンドで思いっきりロングキャストして、思う存分広く探ってキスの寄り場を探していく。

釣れ具合を見ていると、シロギスに加えて愛嬌のある定番ゲストのパックンチョ(イトヒキハゼ)が釣れ出したところで「上げてください」とコールされて流し替えとなるようだ。

釣行の写真

素晴らしい太さ。お刺身でイケる

知っ得! にっくきクラゲ余話?

クラゲってプランクトンだって知ってました?

プランクトンというとミジンコみたいな小さな生き物のイメージがあるけど「自泳力が弱く、海流などに流されながら浮遊生活をしている生物」というのが定義。

なのでクラゲもプランクトンの仲間だし、アミエビやオキアミ類もプランクトン。

でも、あの大きなエチゼンクラゲなんかはプランクトンと呼びたくないな……。

イソメや貝類などの底生生物は 「ベントス」と呼ぶ

イソメの写真

アカクラゲは税金のつもりで

シロギスの活性は高いのだが、いる場所といない場所がはっきりしている感じ。

エサを見付ければすぐにアタリがくるが、シロギスがいないのかエサを見付けられないのか、アタらない時間が増えてきた。

私は胴つき仕掛けで釣っていたけれど、周りを見るとテンビン仕掛けの方はポツポツながらも釣り上げている。

潮が速かったので「仕掛けが吹き上がっているのか?」と思案して、15cmだった捨て糸を5cmに詰め、アピール力を高めるためにエサのタラシを3cmと私的には長めにしてみた。

真偽のほどは定かでないが、これで幾分アタリが増えたように感じられる。

11時近くになって潮が止まると、10分ほど南へ移動する。

ここでもポツリポツリと釣れていたが、昼近くになって潮が完全に止まるとアタリも遠くなった。

「カップラーメンのお湯必要な方いますか?」

船長のアナウンスもあり、ここでしばしの昼休憩。

コンビニおにぎりをパクつく。

まったりとした時間を過ごしているうちに上げ潮が効きだすと、シロギスの食いも復活。

ポツポツながらアタリが出せるようになってきた。

しかし困ったことにアカクラゲも復活。

潮に乗って下ったクラゲが上げ潮に乗って戻ってきたようだ……。

まあシロギスも釣れるのだからしようがない、1投ごとの仕掛けの清掃は税金と割り切って釣り続ける。

私はアカクラゲを取るのにペーパータオルを使用しているが、スポンジの方や小さなタワシやブラシの方、ウエットティッシュの方と様ざま。

いずれにせよアカクラゲ除去グッズは必携だ。

上げ潮に変わってからの食いは、前半の下げ潮時に比べるとやや落ちた感じ。

しかしラスト1時間になると沖釣り七不思議のラストスパート、アタリが活発になった。

速潮とクラゲのせいで小さなアタリはほぼ取れず「掛かっちゃったアタリ」で釣っていた状況から、潮向きが変わったせいかクッと竿先を押さえ込むモタレも取れるようになる。

そんなアタリで合わせればハリは上アゴにしっかりフッキング、してやったり感満点で楽しめるのだ。

この時間帯は型もよく、丸まると太ったサイズが連発。

そんなこんなで気持ちよく良型を3連発したところでこの日の釣りは終了となる。

釣果は10〜61尾。

竿頭は左舷トモの真次さん、次頭は左舷ミヨシ氏で58尾。

いずれも2本竿を操る常連さんだった。

型は14〜24cmと大中小の交じり。

サイズが多様なこういう年は経験上ロングランが期待できるから、今年、東京湾のシロギスは大いに楽しませてくれそうだ。

釣行の写真

14〜24cmの大中小が交じる

釣行の写真

味覚のほうもまさに旬

釣行の写真

魚影濃厚。ロングランで楽しめそうだ

Tackle Guide

アカクラゲ対策は、テンビンも胴つきも2本バリより1本バリを選ぶと付着率が減る。

付着すると取りづらいビーズ類も不要。

エサ近くに少しでもクラゲが残ると極端にキスの食いが落ちる。

船宿information

東京湾奥羽田大師橋際 かめだや

03・3741・1258

▼備考=予約乗合、7時半出船。ライトアジへも出船

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