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良型メバルの魚影抜群 魚種多彩で一挙両得も

隔週刊つり情報編集部

メバルを主体に多彩な魚種を狙えるのが福島県富岡港・正栄丸のメバル五目。

釣り場は港から30分ほどの富岡沖で、水深は20〜40m前後。

メバルのサイズは25cm前後を主体に30cm級交じりでいい日はトップ30尾以上の釣れ具合。

メバルがズラズラと多点掛けすれば、まるで大物が掛かったかのような竿の曲がりで楽しませてくれる。

仕掛けはメバル用フラッシャーサビキ4〜8本バリでオモリ50号。

ハリにサバの切り身を付けてメバルを狙いつつ、下のハリにアオイソメを付ければアイナメやホウボウ、カレイなど、さらにヒラメ仕掛けを連結して冷凍イワシでソイまでも一緒に狙えちゃうのがご当地流。

メバルとソイなど豪華ゲストの一挙両得をぜひ味わってほしい。

釣行の写真

当日釣れたメバルは25cm前後、 日によって30cm級も交じる

色いろなエサを試してみる

エサは持参でメバルにはサバの切り身と小型の冷凍イワシがおすすめ。

ほかにシラウオ、オキアミ、アオイソメ、キビナゴ、イカの切り身、サンマの切り身などを持ち込む人もいる。

船長によるとメバルは食いがいいエサを見つけることで数がのびるそうなので、色いろ試してみよう。

東北福島エリアのメバル釣りに初めて訪れたのは5年前。

それまで東京湾でしかメバル釣りの経験がなかった私は、ズラズラと多点掛けでとにかく数が釣れるし、30cm級の良型も当たり前のように上がるしで驚いたものだ。

以来、毎年訪れているが、今もその釣れっぷりは変わらない。

当地のメバルの主な釣期は1月下旬~6月一杯。

今シーズンは2月にトップ80尾をマーク、その後は少し落ち着いたものの、後半戦に突入した5月下旬もいい日はトップ30尾と順調に釣れている。

福島県富岡港の正栄丸はシーズンになるとメバル五目の看板で出船、富岡沖の水深20~40m前後の根周りを狙う。

25~30cm級のメバルやオキメバル(ウスメバル)を主体にソイやクロソイ、カサゴなども釣れる。

釣行の写真

深くなるとウスメバルが主体となる

軟調長竿のメバル竿にフラッシャーサビキ仕掛けで エサはサバの切り身が定番

タックルについては、置き竿でアタリを待つことが多いため、船の揺れを吸収して仕掛けが安定する軟調メバル竿が使いやすい。

ハリ数が多く長い仕掛けを使うため、6本バリなら全長3m、8本バリなら全長3.6mという具合に仕掛けの全長と同じくらいの長さの竿を使うとトラブルが少ない。

取材日はほかに竿先が軟らかめで全長2.4~3mほどのヒラメ竿を使う人もいた。

リールは小型電動でPE2~3号の道糸を巻いておく。

仕掛けはオモリ50号。

魚皮とフラッシャー付きのサビキ仕掛けで幹糸4~5号、枝ス2~3号。

枝スの太さはメバルだけなら細くてもいいが、ソイも釣れるので2号以上を使いたい。

ハリはチヌ2~3号やアジ胴打9~10号など。

ハリ数は4~8本で、ハリ数の多い仕掛けに慣れていない方は、4本バリ仕掛けで始めるのがおすすめ。

手持ちがなければ8本バリ仕掛けを半分にカットして使うといい。

そして、このメバル仕掛けの下にヒラメ仕掛けを連結し、冷凍イワシを付けるとメバルのほかにソイなども釣れるので、当地ではこの仕掛けがスタンダードになっている。

メバルはサビキだけでも釣れるがエサを付けたほうが食いがいい。

定番はサバの切り身で付け方はチョン掛け。

富岡沖の海域にはサバも回遊していて、釣ったサバを切り身にするとさらに食いがよくなるそうだ。

ちなみに正栄丸ではエサは各自持参。

常連の皆さんが用意していたのは、メバル用にサバの切り身、小型の冷凍イワシ、冷凍キビナゴ、シラウオ、ホタルイカ、アオイソメ、イカの切り身など。

ソイ用には中型の冷凍イワシ。

とくにメバルは食いのいいエサを見付けることが好釣果につながるため、色いろ用意して試してみるのも面白い。

タナは底上1m ハリ掛かりしたら追い食いを狙う

富岡沖にはメバルのポイントが数多くあるので、アタリがなければラン&ガンスタイルでこまめに移動する。

ポイントは砂地に点在している小さな根で、メバルは根の上に浮いていることが多い。

投入の合図は根の上で出されるので、風が強いときや潮が速くて船が流されるときなどは投入が遅れると仕掛けが根から離れてしまうこともある。

そうならないようにするには竿先の手前まで仕掛けを巻き上げ、吹き流しの状態で準備しておき、合図と同時に投入しよう。

釣り方はとてもシンプル。

メバルの群れは底ベッタリではなく根の上に浮いている。

そのため着底後、オモリを底から1m上げてタナを取る。

「根掛かりするから気を付けて」とアナウンスがあれば仕掛けが着底したら素早く糸フケを取り、底を切って根掛かりしないようにしたい。

タナを取ったら置き竿にしてアタリを待つ。

1~2分たってアタらなければタナを取り直す。

置き竿で静かに釣るほうがアタリは増えるが、食いが渋くてアタリが遠いときはゆっくり竿を上下に動かして誘ってもいい。

アタリがきたら向こう合わせでハリ掛かりするのを待つ。

メバルは警戒心が強く、合わせを入れて仕掛けを一気に動かすと驚いて周りにいる魚を散らしてしまうので注意。

軟調の長いメバル竿を置き竿にすると、掛かった魚が根に潜ろうとしたときに竿先が追従して根掛かりすることもあるので、最初にハリ掛かりしたらすぐにリールのハンドルをひと巻きして、オモリを根から離そう。

数をのばすには掛かってもすぐに巻き上げずに追い食いを狙おう。

メバルは活性が高いときほどタナも高くなる傾向がある。

追い食いを狙うのは上のハリにメバルが掛かっているときがチャンス。

一番上のハリに掛かると、下のハリへも連鎖的にメバルが掛かるようになるからだ。

どのハリに掛かっているかは引きで判断。

メバルはハリ掛かりすると仲間のいる場所まで戻ろうとするので上のハリに掛かったときは底のほうへ潜ろうとして竿先が断続的に強くたたかれる。

一方、下のハリに掛かった場合はあまり潜らないので引きはそれほど強くない。

最初にメバルが掛かってひと巻きしたら、掛かったメバルが暴れて仕掛けが踊る。

これが誘いになり追い食いしてくるので、さらに次の強いアタリがきたらまたひと巻き。

これをハリ掛かりするたび繰り返してハリの数だけ巻き上げる。

狙いはハリ数パーフェクト 追い食い狙うが潮動かず !?

取材日の5月24日は常連さん5名が左舷3名、右舷2名に分かれて入り、準備が整ったところで5時に出船。

10分で富岡沖のポイントに到着した。

「水深は27mです。やってみてください」とのアナウンスでスタート。

仕掛けを投入し、着底したら底から1mオモリを上げて置き竿にしてアタリを待つ。

1投目から左ミヨシの若狭さんにアタリがあり、サバが上がってきた。

「新鮮なエサのほうがメバルが食うから」と釣ったサバを切り身にしてハリに付けて再投入。

ところがしばらくたってもアタらず、沖へ10分ほど移動となる。

「41mです。やってみて」のアナウンスで再開。 

今度も若狭さんにアタリがきて竿先が強くたたかれる。

追い食いを狙うが後が続かないため仕掛けを上げるとカサゴとソイのダブル。

メバル仕掛けに連結したヒラメ仕掛けの冷凍イワシにソイが掛かっていた。

次に竿を曲げたのは右ミヨシの菅野さん。

こちらもヒラメ仕掛けの冷凍イワシに掛かってきたが釣れたのは良型のカサゴだった。

続いて左トモの方にヒット。

2.4mのヒラメ竿が大きく曲がり、竿先が海面に突っ込んだ。

慎重にヤリトリすると黒い魚体が浮上。

タモ取りされたのは2kg級のクロソイ。

その後もポイントを転々とするとソイやカサゴはポツポツ釣れるがメバルの顔が見られない。

「メバルの反応はバッチリ映ってますが、潮が止まってて口を使ってくれませんね。後半に潮が動き出すので期待しましょう」と武山船長。

やがて潮が少し動き出し、水深30m前後のポイントへ移動。

すると左トモの方に良型のオキメバルがヒット。

これに続いたのが菅野さんで、メバルとオキメバルが一荷で上がってきた。

「なんとか釣れました。下のハリに食っているのでメバルの活性が低いのでしょう。これでは数がのびませんね」と菅野さん。

その後アタリが遠くなり、「最後はメバル狙いで浅場へ行ってみましょう」と船長。

10分ほどで岸寄りの水深20mのポイントに到着。

船長によると、水深40m付近ではオキメバルが主体で、水深30mではメバルとオキメバルの両方、そして水深20m以浅ではメバルが主体で釣れるらしい。

ここでは若狭さんが25cm、右ミヨシの影山さんが20cmのメバルを釣り上げたところで沖揚がりとなった。

今回は潮があまり動かずメバルの活性が低いままで最高で2点掛けにとどまったが、どのポイントも魚探には反応が映っていたとのことだから群れは濃いはず。

当地のメバル五目は6月一杯まで。

良型メバルの多点掛けを味わうなら早めの釣行をおすすめしたい。

釣行の写真

オキアミでも釣れた

釣行の写真

カサゴは良型ぞろい

釣行の写真

通称ソイはよく釣れた

INFORMATION

福島県・富岡港正栄丸

090・5040・5468

▼備考=予約乗合。5時集合、集まり次第出船。電動リール用バッテリー、エサは持参

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隔週刊つり情報(2025年7月1号)※無断複製・転載禁止

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