読者アングラーを招いて、宮澤幸則さんとともに楽しく真剣に釣りをする当連載。
最終回となる第24回は、宮澤さんが長年ライフワークとして取り組んできたカワハギ釣りへ。
取材は6月6日に三浦半島久比里の巳之助丸から出船。
「乗っ込みに入って浅場で尺ハギ(30cm)が釣れています。
数も今の時期にしてはいいですよ」と臼井浩喜船長。
今回のゲストは、宮澤さんを師と仰ぐ甲山晶さん。
「アキさん」と聞けば「あのスゴイ女性釣り師」と思う方も多いだろう。
アキさんは韓国出身で、10数年前に来日しゴルフのレッスンプロに。
7~8年ほど前から沖釣りにハマり、タチウオ、カワハギ、マゴチから最近では深場の釣りも楽しんでいるという。
韓国にいたときはアルペンスキーの選手だったそうで、その運動神経と集中力を発揮して釣りの腕はメキメキと上昇。
今回の二人の目標は、宮澤さんは「30cmオーバー」、アキさんは「33cm!」とでっかく掲げた。
ちなみにアキさんの記録は36cmだという。
![釣行の写真]()
▲ポイントは鴨居~久里浜沖の水深15m前後だった
出典:
PROFILE
みやざわ ゆきのり
1966年大阪生まれ、三重大学水産学部卒。
釣り全般を愛好するが、陸っぱりのエギング、船のカワハギ、マルイカのエキスパートとして雑誌、新聞、テレビ、Webで最先端の情報を発信する。
グローブライド・ダイワ社員。
Reader Angler
甲山 晶(こうやまあき)
●千葉県在住
●沖釣り歴=7~8年
● 色んな釣りを教わった宮澤さんと大型を狙って楽しみたいです。
今までにない最新ロッドで挑みます!
今回、特別にこの9月に発売予定の新製品で挑みます。
9月発売予定の「瞬鋭」は手感度がすごいカーボントップです!
(by 宮澤)
基本どおりに釣って、大型を狙います!
ハリは大きめにして、あとは基本どおりに真剣に釣ってみたいと思いま
す。
その結果、尺ハギが釣れたらいいですね!
(by アキ)
![釣行の写真]()
▲スピード8号、ネオフック4.5号と大きめのハリを使って大型を狙う
出典:
巳之助丸は7人の釣り人を乗せてまずは鴨居沖を目指した。
水深15m前後でスタート。
開始早々、左舷でタモが出る。
この時期、多くの人はマイタモを持参。
上がったのは28cm級。
ほぼ同時に宮澤さんにも25cm級、続いてアキさんにも同級がきてまずは一安心。
浅場に回遊している魚との遭遇チャンスを増やすため、キャストしての釣りとなる。
手前に引いてきてゼロテン、エサをアピールしてゼロテンで待つといきなりアタリがやってくる。
「大型でもアタリは小さいですね。合わせるといきなり走りますけど」と宮澤さん。
アタリが小さいと見るや、オモリを転がりやすい形状のものにチェンジ。
「オモリが転がってくれて掛けやすくなるんですよ」と、すぐにヒットさせる。
左舷と右舷大ドモでは頻繁にタモが登場している。
「これは!」というサイズが釣れると臼井船長が駆けつける。
左舷では30・5cm、31cmと尺ハギが連発するシーンも。
「おかしいな、こっちはあんなにデカくない」と宮澤さん。
それでも確実に25cm前後を上げていく。
本来なら「十分」、「良型」と喜んでいいサイズだが、尺ハギを見せられては納得がいかないようだ。
するとアキさんにいいアタリが。
引きから見て大きそうだが、「ちょっと引きが違う」。
上げてみれば良型のヒガンフグ。
左舷の尺ハギに続いて宮澤さんにも大型の予感。
「これもアレだよ」と宮澤さんが上げてきたのはやはりヒガンフグだった。
その直後に宮澤さんの竿が激しくたたかれる。
これは大きいか!
自らタモ入れした良型は計測すると28cm。
「ちょっと足りないね」アキさんにも同サイズがきた。
念のため計測してみるが、やはり足りず。
開始から2時間ほどで尺ハギを手にしたのは4人。
右舷大ドモでは見るからに尺超えの大型をタモ入れに失敗して(しかも連続で!)バラしているので、尺ハギの顔を見ていないのは2人だけ!
大型が多いとは聞いていたが、これはスゴイことだ。
船はある程度釣るたびに南下して、久里浜沖周辺へ。
船中ではポツポツと大型が釣れ続き、尺ハギを2枚釣る人も2人。
右舷大ドモではタモ入れ失敗を繰り返しては天を仰ぐ。
「もう6回目です」
この時期は産卵期に当たるため、みなさん持ち帰りは必要最低限にして、ていねいにリリース。
元気よく泳いでいった。
そんなとき、宮澤さんに魚ではない何かが掛かってきた。
慎重に巻き上げてくると1kg級のマダコ。
アサリを食ってハリ掛かりしたようだった。
アキさんは、背筋をピンと張った姿勢を終始崩さずに、きれいなフォームで釣り続ける。
アスリートゆえの集中力で誘い続ける。
残り30分を切ったところでアキさんにいいアタリがくる。
ほぼ同時に宮澤さんにもヒットだ。
この日初めての同時ヒットで、メインカットは決まりと思われたが、アキさんは28cmの良型、宮澤さんは大型のキタマクラで船上は大爆笑。
そして宮澤さんはもう一度集中して竿先を見つめると、直後にアタリ。
竿のたたき具合からみるとかなりデカそう。
そして、計測すると……。
「29・3cm!ちょっとだけ足りない!」
再び船上は笑いの渦に。
二人とも尺にはちょっぴり届かなかったけど、大型で連載最終回のフィナーレを飾った。
結果は宮澤さんは12枚でアキさんは5枚。
トップは右舷大ドモで17枚と好調だった。
尺ハギのチャンスは続く!
![釣行の写真]()
▲いきなり尺ハギ登場!
出典:
![釣行の写真]()
▲常連の池田さんは尺ハギを2枚!
出典:
大型のチャンスはまだまだ続きます!
今回は、①キャスト、②たたいてアピール、③マイナステンション、④聞き上げ、⑤違和感を感じて合わせ、というパターンで釣りました。
大型でも意外なほどアタリが小さいので、これを逃さないことですね。
今はマルイカ絶好調でカワハギ船は空いているので、特大サイズを釣るチャンスですよ!
(by宮澤)
![釣行の写真]()
▲「本来なら大喜びのサイズだけど尺を見ちゃってるからね」と宮澤さん
出典:
読者アングラーの弁
「2センチ足りなかったけど満足!」
最初から最後まで手を休めることなく釣り続けました。
30cmオーバーは釣れませんでしたが、28cm級が2枚釣れたし、みんないいサイズで楽しめました。
(by アキ)
![釣行の写真]()
▲「思った以上に釣れて楽しかった」とアキさん
出典:
![釣行の写真]()
▲最新ラインがプレゼントされた
出典:
宮澤さんの釣行後記
アキさんの釣りへの取り組み、集中力にはいつも感心させられます。
今回は2人とも尺に届きませんでしたが、これでまたカワハギ熱に火が付きました。
リベンジ決定です。
長年にわたる連載を愛読、応援していただきありがとうございました。
今後は釣り場、SNS上でお会いしましょう!
![釣行の写真]()
▲また釣り場でお会いしましょう!
出典:
船宿INFORMATION
三浦半島久比里
巳之助丸
090・8806・5186
備考=予約乗合、7時半出船。
ほかアジ、アマダイへも
![釣行の写真]()
▲臼井浩喜船長(中央)と
出典:
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隔週刊つり情報(2024年7月15号)※無断複製・転載禁止