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良型メバルとオキメバルが乱舞 鹿島沖のメバル五目が楽しい!!

隔週刊つり情報編集部

春~初夏にかけての茨城県鹿島沖ではメバル五目も人気のターゲット。

ポイントの水深は25~30m前後と浅いが、メバル(通称クロメバル)とウスメバル(通称オキメバル)が交じりで釣れてくる。

仕掛けはフラッシャーや魚皮の付いた胴つき5~6本バリでサバの切り身などをエサにするが、好反応に当たればズラズラとハリ数だけ掛かってくることも。

いずれのメバルも25~30cm級の良型ぞろいだから重量感タップリの引きが味わえる。

釣行の写真

▲ポイントによってはメバルとオキメバルが同時に釣れる

花見は済ませたし、タケノコご飯も食べた。

あとは私のライフスタイルである沖釣りで春告魚のメバルを釣って春の到来を満喫するだけだ。

そこで釣り仲間と茨城県鹿島港の利喜丸へ4月14日に出かけてきた。

釣行の写真

(左)魚礁や根周りを狙っていく(右)後半はオキメバルが増えてきた

赤、黒両方釣れる

実は今シーズンの茨城エリアはシケの日が多く、私も2度もメバル釣りが出船中止となってしまって今回が3度目の正直だ。

宿に到着すると見知った顔の女性2人が受付していた。

こちらも釣り仲間の阿部由美子さんとその友だちで、彼女たちも前回メバルとヒラメのリレー釣りで利喜丸を仕立てたものの強風でメバルは釣りにならず、早々にヒラメ釣りにチェンジしたとのこと。

ご存じのとおり「メバルはナギを釣れ」と言われる。

泳ぎがあまりうまくないため海が荒れると岩場などの隙間に潜って釣れなくなってしまうのだ。

今日は待ちに待ったナギ日和、期待に胸を膨らませた乗船者13名を乗せ5時に港を後にした。

40分ほどの航程で鹿島沖の魚礁周りのポイントへ到着。

「水深は25m。オモリは80号で準備のできた人から始めてください。根掛かりしますので着底したら50cmから1m底を切ってください」と大川船長から開始の合図が出た。

このエリアでのメバル釣りの特徴は赤、黒のメバルが同時に釣れること。

赤とはオキメバルの中でも大型種のウスメバルで、通常は水深100m以上の深場にいるのだが、この時期になると産卵のために浅場の根周りに移動してくる。

黒とは浅場で釣れるメバルの総称で、3種類いるうちのシロメバルと呼ばれる種が主に釣れる。

そのほか定番ゲストのカサゴ、運がよければハタやソイ、ヒラメなども顔を出してくれる。

付けエサはサバの切り身を宿で用意してあるが、私たちはサンマ、キビナゴそしてカタクチイワシを持ち込んだ。

すると一投目から「着ドンできましたよ」とうれしそうにリールを巻き始めたのは左舷胴の間の新保さん、幸先よく30cmのビッグサイズのシロメバルを釣り上げた。

間を置かずに「こっちにもきたわよ」と私にアイコンタクトを送ってきたのは阿部由美子さん、こちらは25cmのウスメバルだ。

立て続けに新田さん、宮原さんとシロメバルを釣り上げるがどちらも左舷。

ようやく右舷でヒットさせたのは釣友の塙君で、一番下に付けたカタクチイワシに食っていた。

ここのメバル釣りはゾロゾロと多点掛けで釣るのがだいご味。

型もよく1尾でも激しく暴れるので早く巻き上げたくなるのは分かるが、我慢して追い食いを狙うのがセオリーだ。

「駄目だよ。我慢しなくては」と私が仲間たちに告げると再び塙君に魚信。しばらく待ち、さらに竿が暴れたところで巻き上げを開始して2尾のシロメバルを釣り上げた。

阿部由美子さんも「我慢してたら2尾になったわ」とうれしそう。

そのほかにもダブルでメバルを釣った人が何名かいたようだ。

釣行の写真

▲良型メバルの3点掛けもあった

知っ得!鹿島のメバル釣りワンポイント

魚礁や根周りに塊となって群れているメバル。

眼がよく臆病な点があるので激しく竿をあおったりすると魚を散らせてしまうおそれがある。

底を切ったら置き竿にして待っていればよく、誘いは船の揺れ程度で十分。

底ダチの取り直しをする場合はいったんゆっくりと竿一杯に誘い上げてからフワフワと誘い落とせば上を見ているメバルにアピールできる。

合わせはとくに必要なく、最初のアタリがあったら我慢のしどころ。

追い食いして竿が海面に絞り込まれるまで待って多点掛けを狙おう。

Tackle Guide

竿はヒラメやマダイ用など長めが扱いやすい。

仕掛けは空バリとフラッシャーバリがあるが、日並みによって食いに差が出るので、周りの釣れ具合を見て使い分けるといい。

オモリは80号と100号を準備しておく。

この引きはヒラメか!?

開始2時間はシロメバルメインに釣れていたが、宮原さんがウスメバルを釣ってからはウスメバルの割合が増えてきて、釣友の渡辺さんや米光さんもウスメバルをゲット。

しかし、ナギなのはいいのだが潮が全く動いていないのでメバルの活性は今一つ。

船長もあの魚礁、この根周りと移動を繰り返し、そのたびにポツポツとメバルが顔を出すといった展開が続いた。

9時になったところで私も竿を出してみる。

空バリ5本仕掛けの下2本のハリにキビナゴ、上3本のハリに幅5mm長さ1.5cmほどに切ったサンマを装着。

オモリのすぐ上にもう1本ハリを追加(いわゆるスケベバリ)して、それにはカタクチイワシを付けてあわよくばハタやヒラメも釣ってしまおうという魂胆だ。

着底して50cm底を切って竿をキーパーに掛けるやいなやガタガタと明確な魚信が到来。

竿を手にしてゆっくりと上下に誘ってからリーリングを開始して28cmのシロメバルを抜き上げる。

次に私が魚信をとらえたのは30分後。

突然ガガンと尋常ではない魚信にタックルは海面に突き刺さり、激しく揺さぶられた。

竿を手に持って起こしにかかったが、重くてなかなか竿が立たない。

これは一番下に付けたイワシに大型のヒラメが食い付いたに違いない。

しかしハリスは3号なので切られる恐れから慌ててドラグを緩め、ジリジリと巻き上げにかかると時折突っ込まれて道糸が滑る。

隣で塙君がタモを持って待ち構える中、上がってきたのは予想したヒラメではなく大型のウスメバルの6点掛けだった。

それにしてもこれだけ私にメバルが掛かったのに2mしか離れていない塙君の竿にはノーシグナルとは意外だった。

恐らくピンポイントのメバルの群れに私の仕掛けが入ったのだろう。

その後もポツリポツリとメバルは釣れ11時に沖揚がりの時間を迎えた。

私の釣果はメバル12尾とカサゴ1尾で、船内の平均は7~8尾と終日潮が動かなかったため低調に終わったが、2日後にはトップで30尾近くメバルが釣れたとのこと。

これからの季節は比較的海の穏やかな日が多くなるので期待は十分。

メバルの多点掛けを体験してみてはいかがだろう。

釣行の写真

▲メバルとオキメバルの食べ比べも楽しい

釣行の写真

(左)近年、メバルがこれだけ釣れるエリアもそうそうない(右)オキメバルは最高6点掛け

船宿インフォメーション

茨城県鹿島港

利喜丸

0299・82・5762

▼備考=集合4時半。

無料駐車可。

ほかフグなどへも出船。

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