読者の皆さん、こんにちは。
なおちんこと井上直美です。
第35回なおちゃんねるは東京湾奥金沢八景の野毛屋さんにお世話になってトラフグ釣りを楽しんできました。
東京湾のトラフグというと4月前後の約1カ月、期間限定の釣りです。
トラフグファンたちはその1カ月の間でいつが一番よく釣れるか?などを予想したりしてその期間はお祭り騒ぎになります。
東京湾のトラフグ釣りがスタートして今年で8年目。
私は2年前から始めたのですが、初回でなんと5尾ものトラフグを釣っちゃったものだから、そこからドップリこの釣りにハマってしまいました。
そして昨年は2回の釣行で1尾……さて今年はどうなるでしょう?
プロフィール
井上 直美(いのうえ なおみ)
アルファタックルフィールドスタッフ。
ドクモスカウト2014グランプリ、第4代ツリタガ~ル。
“ なおちん”の愛称で親しまれる。
野毛屋さんのデータによると昨年は4月前半~中旬に釣れていたので今年も同じくらいの日程で取材をお願いしていたのですが、今年はなんとひと潮早い3月22日に爆釣、野毛屋さんでは驚異的な船中46尾も釣れていたそうです。
取材は4月2日。
当日は常連さんたちとの仕立船に交ぜていただき和気藹々と釣りをする前からとても楽しい雰囲気。
約1年ぶりのトラフグ釣りですが、出船前に船長がしっかり釣り方のレクチャーをしてくれるので安心しました。
仕掛けは皆さん自作や外房などで使うカットウ仕掛けを代用したりと様ざまですが、船長いわくシンプルが一番とのことで、船内で販売しているエサバリ1本にカットウが付いたワイヤー仕掛けを使いました。
この日は久里浜沖を中心に狙い、小型ながら一日通して船中パタパタとトラフグが釣れたものの、残念ながら私はサバフグ2尾で撃沈です(涙)。
このままでは終われないと1週間後の4月9日に再取材することにしました。
![釣行の写真]()
(左)1kg以下はプックリ膨らむことが多い(右)4月2日はXデーの谷間だった
出典:
![釣行の写真]()
▲終始富浦沖を狙った別船では良型のトラフグが3尾釣れていた
出典:
難しくない!トラフグ釣り その1 タックル&仕掛け、付けエサ
難しくない!トラフグ釣り その2 タナを探ることが大切
トラフグの釣り方は至ってシンプル。指示ダナ下限まで仕掛けを下ろしたら、30秒~1分くらいアタリを待つ。
アタリがなければ指示ダナ上限まで1~5m刻みで探っていく。
途中で誘いを入れてもいいが、動かし過ぎはあまりよくない。
重要なのは誘いよりもタナを探ること。アタリがあれば合わせを入れて、掛かったら一定速度でリールを巻き、魚が上がってきたらタモですくう。
念願の本命に半泣き
再取材当日は数日続いたシケ模様もすっかり回復して最高の釣り日和になりました。
前半は久里浜沖で宙層反応を狙いサバフグに交じって小型のトラフグが船中2尾上がりましたが、良型が出なかったため富浦沖に移動します。
しかしサバフグはいなくなったものの、肝心のアタリがありません。
お昼過ぎになって、右舷ミヨシで大きなフグ(残念ながらハイブリッド)が釣れました。
そろそろ時合かな?なんて思っていると、竿先が突然グググ~ッと入ったので思いっきり合わせを入れます。
今までと違う重さに緊張が走りました。
慎重に巻き上げてくると、海面に上がってきたのはトラフグ!
今年も念願の大トラをキャッチできて、あまりのうれしさに半泣きしちゃいました。
ちなみに魚を掛けて上げてくるときに竿を下に向けて巻いているとバレやすいと船長がアドバイスしてくれました。
確かにしっかり竿を立てて巻かないと竿の弾力を生かしきれませんね。
そして気付けば最後の流し。
指示ダナまで下ろして一度誘いを入れるとすぐにアタリがありました。
合わせを入れると今度もうまくハリ掛かり。
船長のアドバイスを思い出しながら巻き上げ、バラすことなく2尾目もいいサイズのトラフグが釣れました。
今年もトラフグに出会えて本当によかったです。
ちなみに翌日は第2の爆釣日だったらしく、船中35尾のトラフグが釣れたそうです。
また来年も楽しみだな~。
健太郎船長、今年もありがとうございました。
![釣行の写真]()
(左)トラフグは成長の早い魚として知られる(右)取材二日目、久里浜沖で釣れたトラフグは船中2尾
出典:
![釣行の写真]()
▲このサイズで2歳半~3歳くらいらしい
出典:
Nao's kitchen
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(左)★空揚げ★やっぱりこれでしょ♪身がジューシーでニンニクしょう油味なのでお酒が進みます。(右)★お刺身★やはりなんと言ってもお刺身!プリプリで弾力があっておいしかった~。まだまだ薄造りが苦手なので練習せねば。
出典:
![釣行の写真]()
(左)★しゃぶしゃぶ★フグを軽くしゃぶしゃぶして半生、しっかりめと色いろ変えて食べると食感も違ってどちらもおいしくエンドレスに食べられます。(右)★雑炊★昆布とフグの骨で出汁を取っているので、甘~いフグのエキスが口の中に広がって、とっても幸せな気分になります。最上級においしすぎる……。
出典:
つり情報チャンネルで動画も公開中
乗船MEMO INFORMATION
東京湾奥金沢八景 野毛屋
045・781・5964
備考=予約乗合、7時15分出船。
別船は午前ライトアジ、中潮~大潮回りはマダイ(一つテンヤ&タイラバ)へも
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隔週刊つり情報(2023年5月15号)※無断複製・転載禁止