読者の皆さん、こんにちは。
なおちんこと井上直美です。
第42回なおちゃんねるは南房白間津港の海正丸さんにお世話になってシマアジ釣りを楽しんできました。
前々回に外房の青物五目でシマアジも狙ってみましたが、残念ながら姿は見られず。
過去にも一度、駿河湾でシマアジ釣りをやったことはあるのですが、そのときもシマアジを釣ることはできませんでした。
なので、今回こそは引き味抜群のシマアジをこの手で釣り上げたいと意気込んでおります。
シマアジと聞くだけでちょっと玄人向きな難しい釣りを想像していたのですが、釣り方はそこまで難しくなく、指示ダナまで仕掛けを下ろしてテンポを付けながら誘いを入れるだけ。
意外と初心者さんもエントリーしやすい釣りなのかもしれません。
ただ、シマアジは口周りが軟らかく掛かってから強引に巻き上げるとかなりの確率で口切れでバレてしまうのでドラグの調整が重要です。
手でラインを引っ張るとスルスルと出るくらいの、少し緩めの設定がいいそうです。
分からなければ船長に必ず確認してもらいましょう。
5時半前に出船、シマアジのポイントは港を出てすぐなので船酔いの心配もありません。
最初のポイントは水深20mくらいで、1mより上を狙ってとの指示でした。
一回シャクったら2~3秒ステイするのが基本で、まずはその誘いをしてみると、なんと2投目でいきなりヒットしてしまいました。
しかし、引きが強すぎてなかなか上がってきません。
ドラグを強めたら口切れしそうだけど根に入られてラインブレイクするのも嫌だなと、どうするべきか頭の中がフル回転。
このままモタモタしていてもバラしてしまいそうなので少しずつドラグを締めていくと徐々に魚が上がってきました。
なおポンピングはバラシの原因になるので竿は一定にして巻き上げたほうがよいそうです。
少しでも魚にプレッシャーを与えて巻けるときはガンガン巻いていきます。
するとキラッと黄色のラインが光る魚が見えてネットイン。
念願だったシマアジを釣ることができました。
プロフィール
井上 直美(いのうえ なおみ)
アルファタックルフィールドスタッフ。
ドクモスカウト2014グランプリ、第4代ツリタガ~ル。
“ なおちん”の愛称で親しまれる。
![釣行の写真]()
小型でも1尾釣れればうれしいのがシマアジ
出典:
難しくない!シマアジ釣り その一
タックル&仕掛け
竿はシマアジ専用ほか各種ゲームロッドなどでOK。
水深が浅いのでリールは手巻きの両軸で十分。
仕掛けは各種あるが、今回船長に選んでもらったのはハリス6号全長2mの3本バリ。
迷ったら船宿仕掛けを利用しよう。
時合でシマアジ連釣
うれしかったのも束の間、その後は良型イサキは釣れるもののなかなか本命には出会えません。
船長さんの話ではここ数日は8時くらいに時合がきているとのことなので、それまでは周りの人を観察して勉強します。
常連さんから反応があるのに食わないときは下のタナで3回コマセを振ってそのまま動かさないで待っているのが有効なことがあると教えていただきやってみると、まさかのヒット!
が、ドラグを少し強めにしていたせいか途中でバレてしまいました。
そして8時過ぎ、船長の予想どおり時合がきて船中アタリが出始めました。
かなり活性がよさそうなのでステイは入れずスピーディーな誘いに変えると、またまた強烈なシマアジのアタリがありました。
向こう合わせでハリ掛かりするのを待ってから、引きに耐えつつ慎重にヤリトリして2尾目をキャッチ!
その後もプチ時合があって常連さんは毎回仕掛けを落とすたびに本命のアタリがあるのに私はゲストのイサキばかりでなかなかうまくいきませんでした。
最後に小型のシマアジが1尾釣れましたが、やっぱりもっと経験を積まないといけませんね。
今回は本命3尾と私にとってはかなり上出来ですが、シマアジ釣りはとっても奥が深くすごく楽しかったので、次はもっと勉強してオオカミと呼ばれる10kg級に挑みたいと思いました。
![釣行の写真]()
あっさり釣れた1尾目は当日最大の1.1kg
出典:
![釣行の写真]()
朝イチの時合を逃さず900gをゲット
出典:
![釣行の写真]()
イサキは中小サイズがよく交じる
出典:
難しくない!シマアジ釣り その二
指示ダナの範囲を誘い上げる
基本の釣り方は船長が指示するタナの範囲をコマセシャクリの要領で誘い上げるだけ。
底まで仕掛けを下ろすと根掛かりしやすいので注意。
アタリはシャクっている最中にグンッと持っていくこともあるが、モゾモゾしたアタリの場合はそのまま待って向こう合わせでハリ掛かりさせる。
ヤリトリはなおちんが本文で書いているとおり、ドラグを緩めに設定して、強い引きは竿でためながら一定速度で巻き続ける。
nao's kitchen
これは間違いなくおいしい!シマアジは刺身にするための魚だ!ってくらいシマアジのお刺身最強です!
初日も脂が乗ってプリプリでおいしかったのですが、個人的には2日寝かせたくらいがモチモチしてより脂が全体に回って最高でした。
しめシマアジもおいしい!
サバと同率で酢の相性抜群です。
乗船メモ
南房・白間津港 海正丸
0470・43・1382
▼備考=予約乗合、5時集合(要確認)
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隔週刊つり情報(2023年12月15号)※無断複製・転載禁止