東北でのイカメタル修業の成果を確認するべく、台風一過の8月17日に駿河湾沼津内港の秀丸を訪れた。
16時半に7人のお客さんが指定された専用駐車場に集合。
17時ごろに船着き場へ移動し、船長指示で右舷トモに釣り座を構える。
17時半に出船。
大瀬崎と戸田の中間にあたる井田沖に到着すると、船長はポイントをリサーチしてアンカーを打つ。
アンカーロープが伸びて船が安定したところで、「日没まではマルイカも浮いてこないので19時くらいまでは海底付近を狙ってください」とのアナウンスで釣り開始。
水深は28mだが、探見丸を見ると船が振れたときには水深が33mまで深くなり、海底から2mくらいにベイトの反応がある。
マルイカの反応は魚探に映りにくいのだが、ベイトの群れの上を泳いでいる可能性が高いのでその付近を狙ってみる。
イカが浮いてこない
薄暗くなってきたところで本格的に釣り開始。
10号の赤帽グリーンのタングステンスッテにドロッパーとしてケイムラレッドヘッドのウキスッテを付けた仕掛けを投入。
着底したらすぐに1mほど巻き上げて竿を水平に構える。
ここからが誘いで、ゆっくり竿を立てたらテンションフォールさせて竿を元の位置に戻し、ピタリと止めて7秒ステイ。
アタリがなければ同じアクションを3回繰り返すまでがワンセット。
あとは50cm巻き上げ、ワンセットの誘いを繰り返して底上1~3mまでじっくり探っていく。
集魚灯が灯って1時間ほどたつがマルイカの乗りは散発。
探見丸に映っているベイトの反応も浮いてこないので底上1~3mの間を粘り強く誘い続ける。
しばらくして潮が動き出したので15号のタングステンスッテにして対応する。
ややあってテンションフォールさせた瞬間に軽くなったので、キュッと合わせるとイカが乗った感触。
やっと乗せたイカの反応にワクワクしながら巻き上げていくと、巻き上げ途中でガクガクという引き込み。
何かにウバ食いされたらしく取り込んでみるとゲソがカンナに残っている。
「さっきから、掛けても魚に取られるね」と船長。
その後3回もイカをかすめ取られてしまう。
イカを乗せても、取られずに取り込むすべがなく、運任せの状況。
19時半ごろに竿先が軽く押さえ込まれる反応に合わせてイカを掛ける。
祈りながら巻き上げるとタングステンスッテに胴長25cmほどのマルイカ。
その後、胴長10cmほどの小型を上げたものの、潮が速くなったため大瀬崎の湾内へ移動する。
水深20mのポイントで再開。
こちらは潮の流れがやや緩く、マルイカが集まればすぐに釣れるかと思ったが、今度はイカのタナがバラけていて、なかなか乗せることができない。
隣の方は広く探っていて、水深10m以内でも乗っているとのことだったが、私は底付近を狙っていたので2杯追加するにとどまった。
釣果はトップ13杯。
私は修業の成果を出せず4杯と惨敗だった。
沼津のイカメタルはテクニカルで難しいが、ある意味、価値ある1杯だと思う。
また挑戦したい。
乗船MEMO
駿河湾沼津内港
秀丸
080・1591・1651
▼備考=予約乗合、出船時間は電話確認。
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